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[443]  ハチ  2006-05-16投稿
〜♪〜♪〜

真後ろから国分先輩を見ていると、
襟足のびたなぁ とか
右足でリズムとるんだなぁとか
高い声をだすとき少し上を向くんだなぁ とか
細かいところまで愛しくて、先輩の全てが知りたいと思った。

「すいません先帰りま〜す。」

「ぁ〜ぃ」

セッションの途中でぁぃ仔が帰った。

「ぁぃ仔帰っちゃったし...どうする?」

ぁぃ仔が出て行った後国分先輩が溜め息混じりに言った。

「個人練しますか?」

「ぅ〜ん...

つまんないから帰るか!」
『へ!?』

「嫌だ?」

『やっ...でも、まだ一時間しかやってませんよ?』
「まだ文化祭まで時間あるし平気だよ!」

『はぁ〜...』

ァタシが国分先輩と話しながら不二先輩の方を見てみると、悲しそうな目で遠くを見つめていた。

「はいっ!今日は解散!!」
『はぁ〜い。』

この日は結局部活は早めに切り上げ帰ることになった。

「ハチ〜一緒に帰ろ〜」

『え?でも...』

「今日チャリパンクしてて電車で来たからさぁ...ハチのチャリに乗っけて?」
『そぅなんですか...いいですよ。』

「やったぁ♪」

今日も国分先輩と帰れて嬉しいけど、不二先輩の事を思うと胸が苦しかった。

『一緒に頑張りましょうよ』

そう言ったのは自分なのに...。

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