勇気の空回り
半年前…
俺は駆け込み乗車に挑戦中、ドアに挟まれた。
その時手を伸ばしてくれたのが、
君だ。
君に恋してあれから半年経っても、
俺は窓から君の部屋を見つめる事しかできてない。
何か君の事を知ったといえば、
漫画好き…。
ただそれだけ…。
名前も、
どんな声かも知らない。
こんな近くにいるのに
話せないのはきっと…
「勇気」が足りない…
どう声をかければいいの?
どう話題を作ればいいの?
どう笑顔を作ればいいの?
…
わからない…。
でも変わらなきゃいけないから…
今、向かうよ。君のマンションに。
今チャイムを鳴らすよ。君の部屋の。
ピンポン
君「はい、あのぉどちらさまですか??」
…
俺「お…」
君「はい?」
(勇気出せ…俺には君の情報があるんだ。)
俺「おっす!おら先日助けられた鶴だっちゃ!
いっちょやってみるかぁ?」
君「きゃーーーーー!」
バタン。
…
諦めの悪い俺。
最後の言葉を放つ。
俺「安西先生、バスケがしたいです。中にいれてナリ。」
完
俺は駆け込み乗車に挑戦中、ドアに挟まれた。
その時手を伸ばしてくれたのが、
君だ。
君に恋してあれから半年経っても、
俺は窓から君の部屋を見つめる事しかできてない。
何か君の事を知ったといえば、
漫画好き…。
ただそれだけ…。
名前も、
どんな声かも知らない。
こんな近くにいるのに
話せないのはきっと…
「勇気」が足りない…
どう声をかければいいの?
どう話題を作ればいいの?
どう笑顔を作ればいいの?
…
わからない…。
でも変わらなきゃいけないから…
今、向かうよ。君のマンションに。
今チャイムを鳴らすよ。君の部屋の。
ピンポン
君「はい、あのぉどちらさまですか??」
…
俺「お…」
君「はい?」
(勇気出せ…俺には君の情報があるんだ。)
俺「おっす!おら先日助けられた鶴だっちゃ!
いっちょやってみるかぁ?」
君「きゃーーーーー!」
バタン。
…
諦めの悪い俺。
最後の言葉を放つ。
俺「安西先生、バスケがしたいです。中にいれてナリ。」
完
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