携帯小説!(PC版)

Time is…

[519]  T.  2006-05-16投稿
「時は金なりって聞いたことない?」

私は王だ。わずか15歳で王位を継ぎ、いままでどうやって国を豊かにするかを考えてきた。


ある時、国が財政難に陥った。
「……このままではいけない…税率をあげるしかない…」 そのお触れは直ぐに領民に伝わった その時から、王は、金にとりつかれた。
「…また税率を引き上げるのですか?」
「そうだ。私は王だぞ!」
領民の不満は高まっていった。

ある雨の朝、「ねぇ。時は金なりって聞いたことある?」
「お前どうやって入った?!」寝室に小さい男の子が入り込んでいた。「質問に質問て答えないでよ。」
王に向かって無礼な…「ふん、聞いたこともない。」
その時、寝室のドアが突然開いた。
「王様!一大事にございます!」
「なんだ、じぃ。今はこの…」 男の子はいなくなっていた。
「領民の不満が爆発し、隣国の軍隊と手を結び攻め込んできました!奇襲です!」

その日の戦はわずか数時間で終わった…

王は鎖で繋がれたまま、ひざまずいていた。
「若き王よ。領民は処刑を望んでおる。」
王は蒼白な顔で言った 「私はまだ18年も生きておりません!処刑だけは…」
「もう決まった事だ」
「金はいくらでもだす!まだやりたいことが沢山あるんだ!……」



「王様、朝です」
その日は雨だった。
「……じぃ。急ぎお触れをだせ…」



「時は金なり。でも金で時は買えないよ…」

感想

  • 943: 考えさせられる話だった。私にゎ現代に欠けてる部分を指摘している感じに思えた。 [2011-01-16]

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