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月の生んだ一つ星10

[360]  神様の親戚  2008-06-13投稿
え?

だって健二には関係のない子だよ?


美月「一生なんてありえないでしょ…健二の子供じゃないんだよ?」

健二「でもお前一人じゃ無理だろ?」


美月「……」



健二「大丈夫だよ。もう働かなくて家でゆっくりしてろよ?俺がお金稼ぐから」

美月「……ありがとう」




健二「あ!それと、日曜とかにお前の地元に帰って、ちゃんと子供の事親に言わないとなっ…」



美月「え…」





そうだ、忘れてた…


お父さんに言わなきゃ…







私は親に反対されてまで上京して来ている為、親にもう会わせる顔なんてないと思ってた…





そして日曜







健二「うわ、美月の実家でかいんだなっ」



美月「うん、まぁね…」


健二「ほら、行くぞ。」

健二は玄関のチャイムを鳴らした。




美月の母「はぁい、あ…美月…」


美月「ただいまっ…お父さんは?」





美月の母「…中で待ってなさい…」



30分程二人は茶の間で待っていると…






美月の父「……どういうつもりだ?」





美月「え…」






美月の父「変な男と家飛び出して、帰ってきたら違う男を連れてくるなんて…」





健二「俺彼氏とかじゃないです。」

(え?健二彼氏役で来てくれたんじゃないの??)



美月の父「じゃあお前は…」



健二「それより、美月の話し聞いてやってください。」



美月の父「…」








美月「……子供ができたの…」






美月の父「!!前の男か?こいつか?」






美月「前の……」





美月の父「…美月、じゃあ一体こいつは誰だ?」



美月「…」

(私だって健二をどう紹介したらいいかわかんないよ…きっと健二は軽い気持ちでここにいるから…)









健二「俺は健二って言います。美月さんの旦那目指して一生そばにいるつもりです。」




つづく

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