携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> ダメツマ、ダメオット。6

ダメツマ、ダメオット。6

[401]  椿家まんもす  2008-06-13投稿
ボクは子供の頃から、自然と一体になって一人で生きていきたいという思いがあった。

日が昇ったら目を覚まし、腹が減れば、自分で栽培した野菜や飼育した家畜を食べ、日が暮れたら眠る。

世の中のしがらみから解放され、自分の命のためだけに生活し、生き、死ぬ。

社会人となって、人間関係や様々なストレスを溜め込みながら、お金を稼ぐために毎日を生きる生活に比べ、なんて幸福な人生を送れることか!

夢の実現のため、高校は農業専門校の畜産科を選び、栽培、家畜飼育等の知識と経験を積んだ。

実行する前に大学に進学、親元から離れ下宿することで、バレずに準備を進めた。バイトで資金も稼いだ。


2003年1月27日。

カノジョを呼び、理解されないことを承知で自分の考えを伝える。





カノジョは泣いていた。





泣きながら、それがボクの夢なら止められないと言った。





本当にダメなのは、ボクの方だった。




夜中、大きなリュックを背負って部屋を出る。

アパートの下まで降りて、カノジョと抱き合った。

「絶対に、忘れない。」

手が離れ、ボクは歩き出した。

涙が止まらなかった。つづく

感想

  • 10587: どうなっちゃうんでしょう…?でも題名、妻と夫なのに?心配です? ゆうこ [2011-01-16]
  • 10615: ゆうこさんアリガトウ!作り話ぢみてるけど、これはマジのノンフィクションです。もう少しで、また愉快な話に戻れると思います。これからもヨロシクね!椿家まんもす [2011-01-16]

「 椿家まんもす 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス