〇屋 ?
「ガチッ。タッタッ・・・」
何かのチラシか?そう思いながらアパートのドアを見ると殺風景な紙が一枚挟まっていた。
真司は小さな運送会社で働いていたが、不況で倒産。失業の身で、時間だけが有り余る生活だ。
それは白い紙に書かれていた「急募!日払可能!近・遠距離有!連絡先TEL××所在地××」
「へー、運転手だろうな。電話してみるか」とカップ麺を食べながらチラシを眺めて思った。「それにしても随分あっさりしてる。あれッ!会社の名前入ってない」担当者がそそっかしいのか、或は不審な仕事なのかと思いながらも他人事のように電話をした。
「○屋です」細く甲高い女性の声だった。
「あのーチラシ見て電話したんですけど」
「はい、ありがとうございます。田村さんは今晩から札幌お願いしたいんです」
「あれッなんで名前知ってるの?」
「はい、本日は田村真司さんにしかチラシは配布しておりませんので」と甲高い声が妙に自信あるトーンで帰って来た。
「ハァ」と拍子抜けした返事をしてしまった。
「明日の朝8時までに札幌の△会社に行って下さい。交通費、報酬等は来社時に詳しく説明致します。それでは夕方四時、お待ちしております」
何かのチラシか?そう思いながらアパートのドアを見ると殺風景な紙が一枚挟まっていた。
真司は小さな運送会社で働いていたが、不況で倒産。失業の身で、時間だけが有り余る生活だ。
それは白い紙に書かれていた「急募!日払可能!近・遠距離有!連絡先TEL××所在地××」
「へー、運転手だろうな。電話してみるか」とカップ麺を食べながらチラシを眺めて思った。「それにしても随分あっさりしてる。あれッ!会社の名前入ってない」担当者がそそっかしいのか、或は不審な仕事なのかと思いながらも他人事のように電話をした。
「○屋です」細く甲高い女性の声だった。
「あのーチラシ見て電話したんですけど」
「はい、ありがとうございます。田村さんは今晩から札幌お願いしたいんです」
「あれッなんで名前知ってるの?」
「はい、本日は田村真司さんにしかチラシは配布しておりませんので」と甲高い声が妙に自信あるトーンで帰って来た。
「ハァ」と拍子抜けした返事をしてしまった。
「明日の朝8時までに札幌の△会社に行って下さい。交通費、報酬等は来社時に詳しく説明致します。それでは夕方四時、お待ちしております」
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