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もし君が運命の人なら--第4話--

[174]  こまち  2008-06-14投稿
朝目覚めると、節々が軋むように痛かった。
体は熱を持っているのに、寒気が止まらない。





母「今日は休まないと駄目ね」


昨夜泣き崩れていた母が、昨日のことは無かったかのような明るさで呟いた。



母は仕事に出かけ、姉と兄は学校へ向かった。



家には私だけ。





どこに居ても、私は1人だ。





外は雨が降り続いていて、単調な雨の音が窓越しに聞こえて来る。





一体誰が、あんな紙を入れたんだろう…?



昨日からずっと思っていた。





そんなことを考えていると、私は夢の中に迷い込んで行く。





「ブリっことか、男好きとか…」
友達の繰り返し聞こえるその言葉。
冷たい目。教室の空気。

『調子こいて廊下歩いてんな』
白黒カラー。コピー用紙のにおい。



白黒の文字に吸い込まれ、私は足を突然踏み外したように黒い世界へ落ちて行った。



体がびくん!と跳ねる。
それと同時に目が覚めた。
体全部が心臓になったかのような激しい脈拍。






時計は夜の8時をさしていて、居間から食器の音とテレビの音が聞こえた。






ルイ「……考えすぎだよ…ね…。」





自分に問いかけるように呟いた。





だるい体を動かし、受話器に手をかけた。

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