携帯小説!(PC版)

Tetra 九

[446]  FANG  2008-06-14投稿
Tetraに行くまであと九日

「今日何しようかな…?」 ご主人様のゲームをいじり、考えていた。
「兄貴ぃ〜!!」
幼い猫の声が窓から聞こえた。
「キッド…、お前か…。」
キッドとはまだ幼い三毛猫である。 虎爪町に最近引越して来て、僕を兄貴の様に慕っている。 かわいい弟分だ。
「兄貴ぃ!ゲームしましょう!」
「いや…、もうやってる…。スマブラZやる?」
嬉しそうに跳びはねる
「やるやる!」
キッドとゲームをしていると、エースが来た
「またご主人様のゲームいじってんのか?よく怒られないよな…。」
溜め息をしながら、窓から跳躍してゲーム機の前まで来た。
「ねっ!エース!やろ!ゲーム!早く!」
キッドが誘った。
「………ったく…キッドには勝てないな…。」
人間のやるゲームは面白い。 リモコンみたいな物に付いているボタンを押したり、十字架みたいなボタンを動かしたり、傾く棒をカチャカチャして遊ぶだけだが、これが面白くてたまらない。
画面見ると、動かした物に応じて跳んだり殴ったりする。
ご主人様が友達とやってるのを見て、興味が沸いた。 ただ、リーダーは「くだらない」と言ってやらなかった。

「あっ!」 キッドが間違えてテレビのリモコンを踏む。 ニュースが映った
「…〜地震特集でした。今新しい情報が入りました。相次ぐ猫の虐待が虎爪町で起きています。」
「えぇ!?」三匹が声を合わせた。
「警察の調べによると、最近、獣医が治す猫は全て殴られたりした打撲があった、と供述しており、虐待なのではないか?と思い捜査した所、虐待と的中。警察は警備を強化すると言っております。」
「…………………。」
辺りに沈黙が覆った
キッドがリモコンでゲームの画面にした。
「…さあて…やるか…。」 エースが話した。
「おい!卑怯だぞ!ハメ技使うな!」
キッドは手先が器用で、ゲームをするのも得意だ
「キッドは今日何か予定ある?」キッドは首を傾げた 「…ヨテ…イ?」
「あぁ…だから…今日何かする事ある?」
「うん!ジジイにTetraの事話して貰うの!」
生き生きと言った
「ジジイって…、長老か。」 エースが耳をかく
「違うよ!Tetraの1番偉い猫ジジイだよ!エロくてバカでどうしようもないジジイの事っ!!」
続く

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