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良子…二股の恋?

[412]  ぐうりんぼ  2008-06-14投稿
真愛さんの話しを聞いて、私はホッとした気分になった。
良子が自分を見つめ直してくれる事を祈るばかりである。

レストラン『あぐる』のシックな内装の広い店内。休日の昼時とあって、テーブルは全て埋まっている。
「いらっしゃいませ!」テーブルに着いたばかりの客に御冷やを出してオーダーを取る良子。『あぐる』の制服姿が良く似合っている。実はこの店、良子の知り合いがやっているレストランで、新鮮な食材を豊富に使ったメニューが自慢。
そして、近隣の大学の学生を対象とした限定低価格の特別メニューが出されるとあって結構、人気あるのだ。
良子はたまに、バイトも兼ねて店の手伝いをしていた。
一番忙しいピークを過ぎた時である。
カップルらしき若い男女が入って来た。
さっそく良子はオーダー取りに行こうとしたが、思わず足を止めてジッと様子を伺い始めた。すると、
「先輩、注文取りに行かないんですかァ?」
バイト仲間で、同じ聖友の後輩・麻実さんが声を掛ける。
「悪いけど、アンタが行ってくれない?」
とまあ、良子は何故か尻込みである。
「私がですかァ? ハァ、わからました」
麻実さんは首をひねりながらオーダー取りに行く。
良子は緊張した表情でカップルの様子を注意した。視線の先には、宮末由美の姿がある。喧嘩別れした後の、思いがけない場所での再会に良子はハラハラ。由美とはまだ、仲直りしていないのだ。
それにしても、由美は楽しそうだ。


つづく

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