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もし君が運命の人なら--第9話--

[152]  こまち  2008-06-15投稿
教室は既に明かりがついていた。


ドア越しに、話声が聞こえてくる。


ユカリ「こうだよ!」

ナオコ「あはは!!ユカリ残酷ー!!」

ナナエ「あはっ!!あいつ死んじゃうかもよー?」



ルイ「奈々絵…?」
ドアに手を掛けていた私は、小さく呟く。


反対側の扉が少し開いていた。
中を覗くと直子、ゆかり、奈々絵の三人がいた。


私は何かを考えるまでもなく、ドアを開けてしまった。



黒板には
『深津死ね!!』
『ブリっこは逝ってろ』などの殴り書きされた文字。



ルイ「奈々……」


奈々絵を見た瞬間、背筋が凍った。



奈々絵は私のウサギのキーホルダーの首を、ハサミで切っている最中だったのだ。



3人は一瞬驚いた顔をしたが、ゆかりが口を開いた。



ユカリ「あんたって真面目に馬鹿だよね。すぐ人を信じて心開いちゃってさ!!」


ルイ「奈々絵っ……。」


ナナエ「気安く呼ぶんじゃねえよ。キモイんだよ!!小松の近くをうろちょろしやがってさ!!」


ルイ「え…?小松…?」


ナナエ「だけどもういい気味だよね。小松はあんたのこと守ってくれないみたいだよ」


奈々絵は勢いよく首の無いキーホルダーを私に投げ付ける。



3人は教室を出て行った。






..続く..

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