もし君が運命の人なら--第9話--
教室は既に明かりがついていた。
ドア越しに、話声が聞こえてくる。
ユカリ「こうだよ!」
ナオコ「あはは!!ユカリ残酷ー!!」
ナナエ「あはっ!!あいつ死んじゃうかもよー?」
ルイ「奈々絵…?」
ドアに手を掛けていた私は、小さく呟く。
反対側の扉が少し開いていた。
中を覗くと直子、ゆかり、奈々絵の三人がいた。
私は何かを考えるまでもなく、ドアを開けてしまった。
黒板には
『深津死ね!!』
『ブリっこは逝ってろ』などの殴り書きされた文字。
ルイ「奈々……」
奈々絵を見た瞬間、背筋が凍った。
奈々絵は私のウサギのキーホルダーの首を、ハサミで切っている最中だったのだ。
3人は一瞬驚いた顔をしたが、ゆかりが口を開いた。
ユカリ「あんたって真面目に馬鹿だよね。すぐ人を信じて心開いちゃってさ!!」
ルイ「奈々絵っ……。」
ナナエ「気安く呼ぶんじゃねえよ。キモイんだよ!!小松の近くをうろちょろしやがってさ!!」
ルイ「え…?小松…?」
ナナエ「だけどもういい気味だよね。小松はあんたのこと守ってくれないみたいだよ」
奈々絵は勢いよく首の無いキーホルダーを私に投げ付ける。
3人は教室を出て行った。
..続く..
ドア越しに、話声が聞こえてくる。
ユカリ「こうだよ!」
ナオコ「あはは!!ユカリ残酷ー!!」
ナナエ「あはっ!!あいつ死んじゃうかもよー?」
ルイ「奈々絵…?」
ドアに手を掛けていた私は、小さく呟く。
反対側の扉が少し開いていた。
中を覗くと直子、ゆかり、奈々絵の三人がいた。
私は何かを考えるまでもなく、ドアを開けてしまった。
黒板には
『深津死ね!!』
『ブリっこは逝ってろ』などの殴り書きされた文字。
ルイ「奈々……」
奈々絵を見た瞬間、背筋が凍った。
奈々絵は私のウサギのキーホルダーの首を、ハサミで切っている最中だったのだ。
3人は一瞬驚いた顔をしたが、ゆかりが口を開いた。
ユカリ「あんたって真面目に馬鹿だよね。すぐ人を信じて心開いちゃってさ!!」
ルイ「奈々絵っ……。」
ナナエ「気安く呼ぶんじゃねえよ。キモイんだよ!!小松の近くをうろちょろしやがってさ!!」
ルイ「え…?小松…?」
ナナエ「だけどもういい気味だよね。小松はあんたのこと守ってくれないみたいだよ」
奈々絵は勢いよく首の無いキーホルダーを私に投げ付ける。
3人は教室を出て行った。
..続く..
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