携帯小説!(PC版)

親友 5

[696]  レオン  2008-06-16投稿
バタバタとけたたましい音と共に、スーツ姿の男が焦った顔でリビングに飛込んで来た。

「お帰り…」

彼女がニタニタと不気味な笑顔で彼に言った。

「お前…ってかコレ何なんだよ!!!」

彼は酷く怒っている様子だった。

無理もない…。
部屋をこんなゴミと異臭だらけにされてるんだから。

「アナタが悪いのよ…。アナタが私を裏切るから…。」

彼女は今度は涙ぐんで、彼に言った。


彼は少しの間、戸惑っている様な怖がっている様な感じで黙っていた。そして私を見て言った。

「お前…誰?」

「私、彼女の友達で…」

「違う。お前等誰なんだよ?」


お前等?

お前等って…
私と彼女の事?

「警察呼ぶぞ。」

彼は携帯を片手に私達を睨み付けていた。


おかしい。
何かがおかしい。

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