レンタルボデイ 三
「向こうで会っても、
皆きっと、覚えてない
ね。」
「ぱぱ〜見てる?」
「そうね・・。でも、
行くしかないわ。」
「何だかわかんね〜け
ど、さっさと任務終わ
らせて帰って来よ〜ぜ
。」
「ただいま〜!」
「・・。この場合、
行ってきま〜す。のが
正しいですよ。」
「は〜い。行ってきま
〜す。」
「あ!」
「オーイ・・。いきな
しかよ。」
「・・皆、行こう!」
「ええ。行きましょう
!忘れ物はないわ。」
「ぱぱ〜、行ってきま
〜す!」
「よし!いこ〜ぜ!忘
れ物あったって、ど〜
せ覚えてねえなら心配
もいらねえし!」
「・・。相変わらず迷
いの無い方々・・・。
さて、私も参りますか
。それにしても、あの
方々の趣味は理解不能\r
です。マザー、貴女か
らの贈り物六体、お借
りします。ファザー、
あまり泣かないで下さ
い。大丈夫!我等を信
じて下さい。では、ま
たお会い出来るその日
まで御機嫌よう!」
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