レンタルボデイ 六
ここは、私有空域に停
泊中の自家用空母の特
別貴賓室。
「心拍数低下!ドクタ
ー!大変です!このま
まですと母胎がもちま
せん!」
「あわてるな。必ず最
後まで自然分娩で産ま
れる。」
「そんな、何を根拠に
悠長な!」
「ほら、見てみろ。」
「うそっ!だってさっ
きまでは・・。」
「彼女が、特別なのか
?生まれる子等が特別
なのか・?いいか?君
は今回、特別過ぎる報
酬を受け取っているは
ずだ。余計な言葉は慎
むようにな。」
「は、はい!」
「さぁ、最後の一人だ
。控室のスタッフを呼
んでくれ。」
「はい!」
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