悪魔の匂い?
今年の春に、最低レベルって言われてる高校に合格した。別に嬉しくもなんともなかった。合格するのなんて当たり前だと思ってた…。
隼人に初めて会ったのもその頃。見た目は悪かった。面接の時にも服装は乱れてて、とにかくちゃんとした言葉づかいできなさそうだった。
友達同士の集まりで初めて言葉を交した。
思ったよりも優しくて、お酒が飲めない私にみんなに気付かれない様に、そっとジュースを手渡してくれた。
1週間後には二人っきりで会った。
1ヶ月後には手を繋いで。
2ヶ月後にはキスをして。
半年後には何があるかなんて、あの頃の私は予想もしてなかった。
秋の風が冷たいのに、相変わらず毎日、屋上にいた。
二人で屋上からグラウンドを見下ろして、先生とかクラスメイトの悪口を言って笑う。いつもの日課。
『大橋と桜井付き合ったらしいよ』
『興味ねぇ〜。』…そう言いながらまた煙草吸ってる。
『…いつから?』━━興味あるんじゃん!! 『先週からだって。』
隼人といる空気は、煙草の匂いと少し甘い匂いがいつも私の周りに漂ってた。 まだ12月。でも、もう12月。来年はすぐそこだった。
隼人に初めて会ったのもその頃。見た目は悪かった。面接の時にも服装は乱れてて、とにかくちゃんとした言葉づかいできなさそうだった。
友達同士の集まりで初めて言葉を交した。
思ったよりも優しくて、お酒が飲めない私にみんなに気付かれない様に、そっとジュースを手渡してくれた。
1週間後には二人っきりで会った。
1ヶ月後には手を繋いで。
2ヶ月後にはキスをして。
半年後には何があるかなんて、あの頃の私は予想もしてなかった。
秋の風が冷たいのに、相変わらず毎日、屋上にいた。
二人で屋上からグラウンドを見下ろして、先生とかクラスメイトの悪口を言って笑う。いつもの日課。
『大橋と桜井付き合ったらしいよ』
『興味ねぇ〜。』…そう言いながらまた煙草吸ってる。
『…いつから?』━━興味あるんじゃん!! 『先週からだって。』
隼人といる空気は、煙草の匂いと少し甘い匂いがいつも私の周りに漂ってた。 まだ12月。でも、もう12月。来年はすぐそこだった。
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