蟲 〜幼虫〜
最初は気付かないほどの変調だった。
仕事中、電車を待つホーム、家にいる時。
体の自由がきかなくなる。最初は刹那、気のせいと思えるくらい僅かな時間。
だが、一週間、一ヵ月、半月と時間が経つ間に、刹那が一瞬になり、一瞬が数秒に。
そして今、数秒が数分となった。
糸に絡まった様に体が動かなくなる。
金縛り状態。
医者に行った、神社に行った、教会に行った。
医学、科学、神仏、総てにすがった。
しかし、治ることはなく、変化を止める事は出来なかった。
一年経つと体は動かなくなり、部屋から出る事が出来なくなった。
やがて、意識すら麻痺して意識が薄れ混沌の闇へと落ちていった。
最後に目に映った光景は白く、どこまでも白い世界だった。
仕事中、電車を待つホーム、家にいる時。
体の自由がきかなくなる。最初は刹那、気のせいと思えるくらい僅かな時間。
だが、一週間、一ヵ月、半月と時間が経つ間に、刹那が一瞬になり、一瞬が数秒に。
そして今、数秒が数分となった。
糸に絡まった様に体が動かなくなる。
金縛り状態。
医者に行った、神社に行った、教会に行った。
医学、科学、神仏、総てにすがった。
しかし、治ることはなく、変化を止める事は出来なかった。
一年経つと体は動かなくなり、部屋から出る事が出来なくなった。
やがて、意識すら麻痺して意識が薄れ混沌の闇へと落ちていった。
最後に目に映った光景は白く、どこまでも白い世界だった。
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