レンタルボデイ 八
「だめです・・・。」
「・・。ダメだったか
・・。」
「だ〜か〜ら言ったで
しょう?サイコロなん
かで占うから。やっぱ
あの方じゃないと〜。
」
「ミラ。お前の言うあ
の方とやらに払う金が
あったら、こんな所に
居ないだろ?」
「でもさ、あたいは、
いつかあの方みたいに
有名になって、じゃん
じゃん稼いで、好きな
男に貢ぐんだ!」
「ミラ様〜。貴女様は
由緒正しいお家柄の・
・・。」
「ハ〜ンス!やめやめ
!もうやめ!あんたさ
〜、もういいんだよ?
いつまでくっついてん
のさ?時代はとっくに
終ってんの!早くいい
人でも見つけて、いい
主見つけなよ?ね?あ
んたなら器量もまぁま
ぁだし、誠実だしさ。
もういい加減自由にし
ろっての!」
「ミラ。ハンスは、・
・・。あ!また泣きや
がった!耐えろハンス
!男だろ?あ!オイ・
・・。」
「だ、だめですぅ〜。
止まりませ・・ヒック
!」
「またかい!よくそれ
であたいを護れるわね
?あんたどう思う?コ
レ!」
「いきなり俺に振るな
よ。それに、泣かした
のお前だろ?」
ミラが指差す方向には
、少し濡れた卵が一個
、転がっていた・・。
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