熱帯魚?
智宏に初めて会ったのは、高校に入学した、10年前の春だった。
私の前の席の男子。少し小柄な男の子。
女子中あがりの私は、男子が苦手だった。
男子と話したことなんてなかったし、それどころか、恋をしたこともまだなかった。
周りの友人たちは、恋の話しばかりしてた。
「桜は好きな男の子いないの?」
そう聞かれて、なんだか「いない」って言うのが恥ずかしいような気がしてしまった。
つい、口を出た言葉は…
「いるよ」
「え〜っ!!いるんだ!!誰?誰?誰?」
友人の執拗な追求に、つい出てしまった名前が「…な、仲村くん」
…智宏の名前だった。
なぜあの時、私は智宏の名前を出したのか。
男子なんてみんな同じ“ただの”男子に過ぎなかったハズなのに。
それから私は、妙に智宏のことを意識するようになっていた。
そして、私は、恋にオチタ。
私の前の席の男子。少し小柄な男の子。
女子中あがりの私は、男子が苦手だった。
男子と話したことなんてなかったし、それどころか、恋をしたこともまだなかった。
周りの友人たちは、恋の話しばかりしてた。
「桜は好きな男の子いないの?」
そう聞かれて、なんだか「いない」って言うのが恥ずかしいような気がしてしまった。
つい、口を出た言葉は…
「いるよ」
「え〜っ!!いるんだ!!誰?誰?誰?」
友人の執拗な追求に、つい出てしまった名前が「…な、仲村くん」
…智宏の名前だった。
なぜあの時、私は智宏の名前を出したのか。
男子なんてみんな同じ“ただの”男子に過ぎなかったハズなのに。
それから私は、妙に智宏のことを意識するようになっていた。
そして、私は、恋にオチタ。
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