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僕は君の未来を永遠(トワ)に。<39>

[381]  麻呂  2008-06-22投稿
『えっ?!あたしも何か変なコト言ったかな?!』



車の運転をしている彼女は、間違いなく正面を見ながら運転している。



だから、助手席に座る僕のカオは見えない筈。



ちょっと傷付いたって表情をしている僕のカオがね。



『エリカちゃんは何も変なコト言ってないよ。だって、僕の彼女イナイ歴は二十三年だから。もう直ぐ、二十四年になるけどね。』



どうせ―\r



“え―っっ?!マジで?!”



とか言うんだろうな――



――と思っていた僕だけど――



『ごめん。あたし、未來を傷付けちゃったね。本当にごめん!!』



予想外にも、素直に謝られてしまった。




『所で未來。今日は、あたしがオススメする、カジュアルイタリアンの店へ行こうと思ってるの。』


彼女は話題の移り変わりが激しい。



女の子ってみんなそうなのか?!



『カジュアルイタリアン?!』



『うん。以前、番組の取材をさせて頂いた事のあるお店なんだけど、そこのパスタが凄く美味しいんだ。未來、パスタは好き?!』



そうか―\r



彼女はTV局のADだった。



ローカル番組の制作スタッフとして、取材までやらされる事も、しばしばあるらしいからな。



『うん。僕、あまり好き嫌い無いんだ。パスタは大好き。』


『そう。よかった!!その店、白石にあるから、此処から少し離れてるの。

お腹が空いてるかもしれないけど、もう少々我慢してね。』


彼女の運転する車で僕達は――



彼女オススメ、カジュアルイタリアンの店へと向かった――

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