続・もう恋はしない(23)
私は今、水嶋君の家の前まで来てる。
久々過ぎてソワソワしながら、
(髪、変じゃないかな)
等と身なりを気にする。
…って、変なの。
以前の私だったら気にしてただろうか。
(絶対してなかったな)
意を決して、チャイムを鳴らす。
と、
トンッ、トトトン…と軽やかな足音が聞こえて、玄関の戸が開いた。
「どちら様で…」
女の子の声がして、ドキッとする。
千里ちゃんだ…。
とりあえず
「こ、こんにちわっ」
と挨拶。
明らかに嫌そうな顔の彼女は、開いたドアにもたれ掛かりながら、細く白い腕を組む。
「どうして千里がここにいるのか知りたい?」
「…あ、遊びに来てるの?」
「違う」
…違うって、他に何があるんだろ…
そう思った時だった。
「同棲してるの」
……え?
口を開けて呆然とする私に彼女は構わず続けた。
「碧ったら千里との生活が楽しくて、あなたに電話する事すら忘れてるみたい」
フフッと笑う千里ちゃんは綺麗で、でも目は笑ってなかった。
久々過ぎてソワソワしながら、
(髪、変じゃないかな)
等と身なりを気にする。
…って、変なの。
以前の私だったら気にしてただろうか。
(絶対してなかったな)
意を決して、チャイムを鳴らす。
と、
トンッ、トトトン…と軽やかな足音が聞こえて、玄関の戸が開いた。
「どちら様で…」
女の子の声がして、ドキッとする。
千里ちゃんだ…。
とりあえず
「こ、こんにちわっ」
と挨拶。
明らかに嫌そうな顔の彼女は、開いたドアにもたれ掛かりながら、細く白い腕を組む。
「どうして千里がここにいるのか知りたい?」
「…あ、遊びに来てるの?」
「違う」
…違うって、他に何があるんだろ…
そう思った時だった。
「同棲してるの」
……え?
口を開けて呆然とする私に彼女は構わず続けた。
「碧ったら千里との生活が楽しくて、あなたに電話する事すら忘れてるみたい」
フフッと笑う千里ちゃんは綺麗で、でも目は笑ってなかった。
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