続・もう恋はしない(24)
「な、何が言いたいの…?」
動揺してるのがばれないように堪えながら尋ねる。
すると彼女は顔を接近させて呟いた。
「あなた、邪魔なのよ」
――!!
バッ!!っと、距離をとる私。
「碧、言ってたわ。飽きちゃったんだって
あなたに」
「っそんな事、言わない…」
弱々しく否定する。
だけど心は支配されて、頭の中を彼女の言葉がこだまする。
「碧が大学へ進まないのも、あなたといたくないからよ。あなたがいると千里に向いてる気が乱れるから…」
そんなの…嘘。
「嘘だと思う?」
「!!」
心を見透かされてドキッとする。
「そう思うなら本人に直接聞いてみれば良いわ。…無駄だと思うけど」
ふんわりカーブを描いた髪をかきあげる千里ちゃん。
私は地面に視線を落とした。
もう用はないのだと思ったのか、千里ちゃんは家の中へと姿を消した。
ドアの閉まる音がむなしく響いて、私は一人取り残される。
彼女のあの自信に満ちた顔。
嘘?それとも―――
動揺してるのがばれないように堪えながら尋ねる。
すると彼女は顔を接近させて呟いた。
「あなた、邪魔なのよ」
――!!
バッ!!っと、距離をとる私。
「碧、言ってたわ。飽きちゃったんだって
あなたに」
「っそんな事、言わない…」
弱々しく否定する。
だけど心は支配されて、頭の中を彼女の言葉がこだまする。
「碧が大学へ進まないのも、あなたといたくないからよ。あなたがいると千里に向いてる気が乱れるから…」
そんなの…嘘。
「嘘だと思う?」
「!!」
心を見透かされてドキッとする。
「そう思うなら本人に直接聞いてみれば良いわ。…無駄だと思うけど」
ふんわりカーブを描いた髪をかきあげる千里ちゃん。
私は地面に視線を落とした。
もう用はないのだと思ったのか、千里ちゃんは家の中へと姿を消した。
ドアの閉まる音がむなしく響いて、私は一人取り残される。
彼女のあの自信に満ちた顔。
嘘?それとも―――
感想
感想はありません。