Tetra 十五
それは真っ黒な猫だった
「マーシャル?」
真っ赤な目がギンとこちらを睨む
「軽々しい性格で、親友のアルとは最高のコンビ、しかもTetraときてる。最高の猫財だね。」
馬鹿にするような感じの口調で話す黒い猫
その体は闇に溶け、目は闇からの朱い二つの閃光のようだ。
茶色いマントを羽織っていた。
「エース…俺…いや…僕と勝負しない?」 手には小刀がある 「……何故だ。」
「戦いに理由はいる?」
「無論だ。」
一応護身用として所持しているナイフを構えた
屋根から闇は消える。
俺は後ろ脚で地を蹴り、屋根に跳んだ。
甍の鮮やかな色に、一つだけ黒い点がある。
すぐさまに黒点に向かって跳んだ……と、同時に闇がこっちに跳んでくる
闇の手にある小刀が喉元を狙う。 尻尾を振り、遠心力でよけた
後ろにある電柱のてっぺんを蹴り、ナイフで切り掛かる。 が、小刀を逆手に持ち、そのまま受け流された。
俺は瓦に着地する。
黒猫は電灯の上に着地する。
「ふふふ……、面白いね…!」 くすくす笑う闇に俺はキレた
「何が面白いだ!こっちは死に物狂いだっつーの!」 空を見て、黒猫はさらに笑う
「そろそろ……闇が闇になる。多分そうなったらお前…いや、君は勝てないね〜、どうする?」 ナイフを握りしめた
「意味がわからない!何が言いたい!」
黒猫は電灯を蹴り、俺の立っている瓦に来た
「今はまだ、君にはわからない。でも急ぐ事はない。」
「はあ!?」
黒い猫は後ろに振り向く
「俺……いや、僕はマーシャル。覚えてくれてるかい?」
「ああ…。」
闇は夕闇に消え、辺りは嵐が過ぎた様に静かになった。
「マーシャル…か…。なんか聞いた事あるような…。」
俺はそのまま自分のご主人様がいる家に走った。
一方 アルは…
「テイル、アース!いやいや…!久々だな!」
デフォルトがリーダーとアースを見た途端、叫んだ。
リーダーは照れ臭くしていた
「…ひ…久々だな…。」
アースはしっかりと挨拶した
「お久しぶりです…デフォルト様。」
黒いフードの猫は黙ったままだった。
「よし…後は…準備ですな…。」
続く
「マーシャル?」
真っ赤な目がギンとこちらを睨む
「軽々しい性格で、親友のアルとは最高のコンビ、しかもTetraときてる。最高の猫財だね。」
馬鹿にするような感じの口調で話す黒い猫
その体は闇に溶け、目は闇からの朱い二つの閃光のようだ。
茶色いマントを羽織っていた。
「エース…俺…いや…僕と勝負しない?」 手には小刀がある 「……何故だ。」
「戦いに理由はいる?」
「無論だ。」
一応護身用として所持しているナイフを構えた
屋根から闇は消える。
俺は後ろ脚で地を蹴り、屋根に跳んだ。
甍の鮮やかな色に、一つだけ黒い点がある。
すぐさまに黒点に向かって跳んだ……と、同時に闇がこっちに跳んでくる
闇の手にある小刀が喉元を狙う。 尻尾を振り、遠心力でよけた
後ろにある電柱のてっぺんを蹴り、ナイフで切り掛かる。 が、小刀を逆手に持ち、そのまま受け流された。
俺は瓦に着地する。
黒猫は電灯の上に着地する。
「ふふふ……、面白いね…!」 くすくす笑う闇に俺はキレた
「何が面白いだ!こっちは死に物狂いだっつーの!」 空を見て、黒猫はさらに笑う
「そろそろ……闇が闇になる。多分そうなったらお前…いや、君は勝てないね〜、どうする?」 ナイフを握りしめた
「意味がわからない!何が言いたい!」
黒猫は電灯を蹴り、俺の立っている瓦に来た
「今はまだ、君にはわからない。でも急ぐ事はない。」
「はあ!?」
黒い猫は後ろに振り向く
「俺……いや、僕はマーシャル。覚えてくれてるかい?」
「ああ…。」
闇は夕闇に消え、辺りは嵐が過ぎた様に静かになった。
「マーシャル…か…。なんか聞いた事あるような…。」
俺はそのまま自分のご主人様がいる家に走った。
一方 アルは…
「テイル、アース!いやいや…!久々だな!」
デフォルトがリーダーとアースを見た途端、叫んだ。
リーダーは照れ臭くしていた
「…ひ…久々だな…。」
アースはしっかりと挨拶した
「お久しぶりです…デフォルト様。」
黒いフードの猫は黙ったままだった。
「よし…後は…準備ですな…。」
続く
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