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夕日が沈む前に(3)

[171]  主役は銭形  2008-06-25投稿
そして現実に引き戻すかのごとく女性は決意に満ちた声で話した。
「明日のご予定は何かございますか。」
プライベートな質問に俺は一瞬迷ったが答えた。「明日はとくにありませんが…」
すると女性は喜びを隠せない声で続けた。
「明日お時間を作ってもらえないでしょうか。」申し訳なさそうに女性は聞いた。
「理由がわかないし、第一どこの誰かもわからない人に会うつもりはありませんよ。」
俺は冷たくあしらった。すると女性は強い口調で答えた。
「お願いします。どうにかお時間作ってもらえませんか。」
あまりの勢いに驚いたが俺はさきほどと同じ理由で断った。そのやり取りが3回ほど続いた。あまりの熱意に俺はとうとう根負けし、明日会う約束をした。
「無理言って申し訳ありません。それでは明日の午前10時に今から言う住所に来てもらえますか。住所は…」
俺は女性の言った住所を紙に書き留めた。明日の午前10時。そこですべてがわかる。そう思いながら俺は部屋の明かりを消し布団へと戻った。そして俺は夢の中へと誘われた。
静寂の朝に目覚ましが響渡る。俺はそれを手を伸ばして消した。目覚めの悪い朝だった。俺は急いで身支度を済ませて昨日言われた住所へと向かった。

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