奈央と出会えたから。<171>
* * * * * *
ミズホさんとあたしは、これからあたしの家で開くコトになった、クリスマスパーティーの為の買い出しに出掛けた。
買い出しと言っても、予約してあるケーキとチキンとオードブルとお寿司(あはっ‥増えてる☆)は、
聖人とサトル君に引き取りに行ってもらってるから、
あたし達は、シャンパンにジュースにお菓子を買うだけ。
重たい荷物は全て聖人とサトル君に任せちゃった。
『奈央ちゃん見て見て!!クリスマスには、やっぱ“ポインセチア”は欠かせないわよね!!』
それは、偶然通りかかった花屋さんで見たクリスマススの定番、真っ赤な“ポインセチア”。
『綺麗‥。お母さんにひとつ買って行ってもいいですか?』
あたしは、真っ赤な“ポインセチア”の鉢を、ひとつだけ買った。
『お母さんにもクリスマスプレゼントね?!奈央ちゃん優しいね♪』
ミズホさんにそう言われて思い出した。
そう言えば母は、今日あたしがクリスマスパーティーをする為に、みんなを家に招待するコトを知っている。
気を利かせて、“今日は職場の同僚の人達と食事を済ませてくるから、お友達にはゆっくりしていってもらいなさい。”と言ってくれたんだ。
勿論、聖人が来るコトも知っている。
そして――
初めて家に招待するコトも。
一度、ちゃんと母に聖人を紹介したいと思っていたから、
今日は出来れば母に聖人を会わせたかった。
『それにしても、サトルと聖人のヤツ、凄い荷物で大丈夫かな。あはっ♪まるで、あたしのポッキーを食べた罰ゲームじゃんね?!』
ふわふわの茶色の巻き髪のミズホさんが、舞い降りてくる真っ白な雪の中で、はしゃいでいる。
ミズホさんて好きなヒトもいないのかな――
その姿は――
まるで雪の精の様に――
可憐で――
綺麗だった――
ミズホさんとあたしは、これからあたしの家で開くコトになった、クリスマスパーティーの為の買い出しに出掛けた。
買い出しと言っても、予約してあるケーキとチキンとオードブルとお寿司(あはっ‥増えてる☆)は、
聖人とサトル君に引き取りに行ってもらってるから、
あたし達は、シャンパンにジュースにお菓子を買うだけ。
重たい荷物は全て聖人とサトル君に任せちゃった。
『奈央ちゃん見て見て!!クリスマスには、やっぱ“ポインセチア”は欠かせないわよね!!』
それは、偶然通りかかった花屋さんで見たクリスマススの定番、真っ赤な“ポインセチア”。
『綺麗‥。お母さんにひとつ買って行ってもいいですか?』
あたしは、真っ赤な“ポインセチア”の鉢を、ひとつだけ買った。
『お母さんにもクリスマスプレゼントね?!奈央ちゃん優しいね♪』
ミズホさんにそう言われて思い出した。
そう言えば母は、今日あたしがクリスマスパーティーをする為に、みんなを家に招待するコトを知っている。
気を利かせて、“今日は職場の同僚の人達と食事を済ませてくるから、お友達にはゆっくりしていってもらいなさい。”と言ってくれたんだ。
勿論、聖人が来るコトも知っている。
そして――
初めて家に招待するコトも。
一度、ちゃんと母に聖人を紹介したいと思っていたから、
今日は出来れば母に聖人を会わせたかった。
『それにしても、サトルと聖人のヤツ、凄い荷物で大丈夫かな。あはっ♪まるで、あたしのポッキーを食べた罰ゲームじゃんね?!』
ふわふわの茶色の巻き髪のミズホさんが、舞い降りてくる真っ白な雪の中で、はしゃいでいる。
ミズホさんて好きなヒトもいないのかな――
その姿は――
まるで雪の精の様に――
可憐で――
綺麗だった――
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