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ソードメーカー8―?

[483]  いっと  2008-06-26投稿
「行きません!」
ロイとルイスはライスの言葉が終らぬうちに、きっぱりと断った。
「それは残念…」
ライスはがっかりした顔をしながら、部屋を出て行った。
「…はあ…、何なんだ、あの人は…」
ルイスはぐったりとした表情で、ベッドの上に寝そべった。
「一応は僕たちの事を心配してくれてるみたいだけどね…。まあ…あの特殊な趣味にはついていけないけど…」
ロイは苦笑いしながら、ベッドに腰掛けて、窓の外を見た。
「…この二日間で何もかもが変わってしまったわね…」
リリーも同じように窓の外を見つめながら、一つ小さく息を吐いた。
「これからどうなるんだろうな…俺達…」
ルイスは寝そべったまま、白い天井を見つめて呟いた。
「…分かんないよ。でも…出来れば、このまますんなりと事件が解決して、姉ちゃん達が無事戻ってくれば、それでいいかな、と思うよ…」
「そうだな…先生達だけでも戻ってきて欲しいよな…」
ロイとルイスは同時にため息をついて、目を閉じた。何かおかしいのよね…―\r
リリーは腕を組んで、ロザラムの言葉を一つ一つ思い出していた。
どうしてロイの特殊な力を恐れる必要があるのかしら―\r
リリーはちらりと、目を閉じているロイを見た。

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