泣かず日記
言葉が欲しい訳じゃない
ただ目の前に夏
思い出だけ運んできて
虚しいだけ
時が何変えてくの
どこ探しても
君だけいないよ
あたしの場所がない
君の時がない
時が二人を会わせない
どんなに強く思っても
あの頃には帰れない
変われない
一人で大人になれない
なれないよ
いつでも隣にいたはずの
いつでも帰ればいたはずの
分かってる
分かってるんだよ
どんなに側にいたくても叶わないってゆう事は
一緒に書いた日記には
はしゃいでふざけた
二人の様子が
昨日の事のように思い出せるほど
綺麗に残ってた
そして夏がきて
また戻ってくるんだろう
あの日々の記憶と
波の音
涙見せないで
歩けたら
本当はいつでも笑っていたいんだよ
でも、それが
できない
一人ぽつりと窓に映る
その意味を知って
日記閉じた
お線香の香りに
包まれ
そっと置いたあなたの
ペアリング
あたしは外さずに
左の薬指
本当は笑ってたいよ
泣かずに歩けたら
泣かずに生きれたら
それでも
出逢えた事
本当に幸せだった
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