虹かけ晴れる日の前に 2
この日から卒業まで、
明日香の事が大好きで大好きで…
いつも一緒にいた。
「ねぇ、卒業して私が東京から出て地方に行っても…止めないでね?」
そんな事、聞くなよって
心から思ってた…
そして卒業の日を迎えて、明日香と離れる日になった…
「今日から遠距離だね…」
…
男としてくそだせぇけど 、
俺は抱きしめて囁いた…
明日香をそばで支えたいって。
でも…
「ダメ。私は親が離婚して、お母さんの実家に行かなきゃだけど…
でも辛くても、
そばにいなくても、
ちゃんと私の支えであるんだから!」
って泣いて俺の胸を押した…
その夜
出発前に、明日香から電話がなった…
「助けて」っと…
急いで明日香の家に向かうと、玄関に明日香の母親が倒れていた…
血だらけで息もしてなかった…
急いで明日香を探したが、いなくって…
明日香の部屋のテーブルに、ビリビリに破かれた日記が置いてあった…。
『3月27日 雨
今日は別れの日で、雨が降った…最悪。
でも、この日からちゃんと頑張らないといけないんだよねっ。
私、頑張れ!ワラ
まぁ遠くって行っても日本だし。
神様ぁ、
明日は晴れて、虹かけて!
一緒に見るんだぁ!!』
今…これを読んでちゃんとわかったよ。
いくら遠距離だって、想いは届けられる。
明日香が好きだって。
それでも……
それでも…明日香…
どこに届けりゃいい…?
今どこにいる…?
===========
ここから三年間
『緒方 翔』
彼の心に雨が降り始めた…
翌日のニュースで
『清水 明日香』の
死を知ることで…
つづく
明日香の事が大好きで大好きで…
いつも一緒にいた。
「ねぇ、卒業して私が東京から出て地方に行っても…止めないでね?」
そんな事、聞くなよって
心から思ってた…
そして卒業の日を迎えて、明日香と離れる日になった…
「今日から遠距離だね…」
…
男としてくそだせぇけど 、
俺は抱きしめて囁いた…
明日香をそばで支えたいって。
でも…
「ダメ。私は親が離婚して、お母さんの実家に行かなきゃだけど…
でも辛くても、
そばにいなくても、
ちゃんと私の支えであるんだから!」
って泣いて俺の胸を押した…
その夜
出発前に、明日香から電話がなった…
「助けて」っと…
急いで明日香の家に向かうと、玄関に明日香の母親が倒れていた…
血だらけで息もしてなかった…
急いで明日香を探したが、いなくって…
明日香の部屋のテーブルに、ビリビリに破かれた日記が置いてあった…。
『3月27日 雨
今日は別れの日で、雨が降った…最悪。
でも、この日からちゃんと頑張らないといけないんだよねっ。
私、頑張れ!ワラ
まぁ遠くって行っても日本だし。
神様ぁ、
明日は晴れて、虹かけて!
一緒に見るんだぁ!!』
今…これを読んでちゃんとわかったよ。
いくら遠距離だって、想いは届けられる。
明日香が好きだって。
それでも……
それでも…明日香…
どこに届けりゃいい…?
今どこにいる…?
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ここから三年間
『緒方 翔』
彼の心に雨が降り始めた…
翌日のニュースで
『清水 明日香』の
死を知ることで…
つづく
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