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恋、二度(ふたたび) 22

[145]  よしゆき  2008-07-01投稿
その時不意に声が空から降ってきた気がした。
「なぁんだぁ〜。二人してこんなところに座ってたんだ〜」
少し酔った香緒里さんだった。
「夏希、お前何処まで料理を探しにいってたんだよ」
涼平も結構飲んでいるようで、少しやばいかなと俺は思った。腕時計見てみると、三十分ほど時間がたっていた。俺が真愛を見ると、また真っ赤になって俯いていた。
「夏希さんごめんなさいねぇ。真愛っていつもこうなんだから」 香緒里さんはすでに呂律がまわってなかったが、その割に足下はしっかりしていた。
「涼平!お前どれだけ飲ませてるんだよ。いい加減にしろよ」
俺は先のことを考えるとうんざりしていた。
「大丈夫…」
真愛が俺にだけ聞こえるように囁いた。 「えっ!?」
俺は彼女の言う意味が全く分からなかったので、涼平と香緒里さんに分からないようにそっと聞き返した。
「嘘だから…」
真愛のその一言で全て理解できた。
「つまり同じ穴の貉ってやつやな」
俺が囁くと真愛は肩を震わせていた。

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