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恋、二度(ふたたび) 23

[143]  よしゆき  2008-07-01投稿
「あ〜あ。今日の主役は私達なのにまた香緒里は飲み過ぎた振りをして」
という声が聞こえてきた。新婦の美樹さんだった。
「涼平、お前も昔から同じ技しかないんかいな」
この声は悟志だった。二人は笑いながら近付いてきて、
「お前らほんま、学生時代のまんまやな」 とさもおかしそうに、またとても幸せそうに笑っていた。
涼平と香緒里さんが、互いに見えないように舌を出すのを俺は見逃さなかった。
俺はそんな二人を羨しく思いながら、
「改めて、結婚おめでとう!」
と俺はさっきとったばかりの水割りで乾杯の仕草をした。
「ありがとう。夏希だけやな、まともそうなのは。でも夏希、早く良い娘を見つけて結婚しろよ。お前だけやぞ、未だに彼女がいないのは」
と真愛の前でいらん事までいいやがった。 それを聞いた時の、真愛の頬が、ビクッと動くのを俺は見逃してしまった。
「真愛もだよ。いつまでも男にびびってたら駄目だぞ」
美樹さんも真愛の頭を小突きながらそう言った。
俺は誰にも気付かれないように、真愛がまだ一人なのに安堵していた。

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