恋、二度(ふたたび) 25
「さてお姫様方、何かお口に合うものを見繕って参りますので、しばしこちらでお待ち願えますでしょうか」 と芝居がかった口調で片膝をつきながらのたもうた。
香緒里さんも悪乗りして、
「わらわたちは空腹じゃはようもて」
と言って笑った。
俺達も笑いながら何か見繕いに出かけた。
彼女たちから離れると俺は涼平を肘で小突きながら、
「なんかえらい盛り上がっとるやないか。まさかお持ち帰りとちゃうやろな?」
と心配になって聞くと、
「彼氏おらんらしいからなぁ、それもええかもしれんなぁ」
と満更でもない様子で答えた。
「そっちこそどないやねん?」
と逆に聞いてきた。 「こっちは相手が小野やで。話しとちゃうがな。こっちの一方的な話しだけやがな」
俺は内心とは違うことを言って躱そうとした。
しかし、
「香緒里ちゃんも言ってたで。真愛が男の人と話そうとしているのを始めて見たってな。夏希なんかしたんか?」
と信じられないという風に聞いてきた。
俺もまさか真愛とこんな風に話せると思わなかったから、答えようが無かった。
香緒里さんも悪乗りして、
「わらわたちは空腹じゃはようもて」
と言って笑った。
俺達も笑いながら何か見繕いに出かけた。
彼女たちから離れると俺は涼平を肘で小突きながら、
「なんかえらい盛り上がっとるやないか。まさかお持ち帰りとちゃうやろな?」
と心配になって聞くと、
「彼氏おらんらしいからなぁ、それもええかもしれんなぁ」
と満更でもない様子で答えた。
「そっちこそどないやねん?」
と逆に聞いてきた。 「こっちは相手が小野やで。話しとちゃうがな。こっちの一方的な話しだけやがな」
俺は内心とは違うことを言って躱そうとした。
しかし、
「香緒里ちゃんも言ってたで。真愛が男の人と話そうとしているのを始めて見たってな。夏希なんかしたんか?」
と信じられないという風に聞いてきた。
俺もまさか真愛とこんな風に話せると思わなかったから、答えようが無かった。
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