ダメツマ、ダメオット。15
〜エロ本の乱、再び〜
ボクの仕事場は人里離れた牧場。
他には娯楽のごの字もないド田舎だった。
若い衆(←ボク)がそんな色気の無いトコロで独り暮らししてたら、そりゃ悶々としますわ。
ということで、いつの間にやらエロ本やらエロDVDやらが増えていった。
…しかしコレがカノジョに見つかると、また以前のような惨劇が起こってしまう(←4話参照)。
だからカノジョが遊びに来るときは、いつも知恵を絞って色んなトコに隠していた。
ある日、仕事が終わって部屋に戻ると…
遊びに来ていたハズのカノジョがいない。
まさか…。エロ本の埋蔵場所に目をやると、…
…あ……開いてる!!!
見つかってしまった…。
…カノジョはなんであんなトコにある本が発見できるんだろう?
ワイセツ物発見機的なものを隠し持っているんじゃないかと、今でも本気で思うコトがある。
カノジョは怒って部屋を飛び出し、バスに乗って逃避行していた。
何度も電話して居場所を聞き出し、車で迎えに行くボク。
カノジョにとって自分以外に欲情することは、例えエロ本だったとしても浮気と一緒のコトのように腹が立つのだそうだ。
エロ本の女の子と浮気したコトを、土下座して謝る。
…まさかエロ本で別れ話一歩手前にまで発展するとは思わなかったので、非常に焦りマシタ。
つづく
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