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恋、二度(ふたたび) 29

[147]  よしゆき  2008-07-01投稿
俺は携帯を危うく落としそうになった。
その様子を見て涼平は、
「何、慌ててんねん。そんなにええメールなんか」
といつの間にか、手に入れていた水割りを呑みながら聞いてきた。
「ちゃうちゃう、会社の同僚からや」
と俺は誤魔化した。 俺はサッと目を通すふりをすると、
「なんか、至急連絡欲しいみたいやから、ちょっと電話してくるわ」
と涼平に嘘をついて、会場の外に出た。
中は冷房がよく効いていたので、外に出た途端暑さの塊が俺を襲ってきた。
しかし、今の俺には暑さにかまっている暇はなかった。
俺は着信したメールを今度はゆっくり読んだ。そこには、
『ありがとう』
の五文字が書かれているだけだった。
俺はそれだけでも嬉しかった。何故なら、こんなにすぐに真愛からメールがくると思わなかったのと、何よりメールがくるということは、俺にメアドを教えても良いということに他ならないからだ。 俺は急いでアドレス帳に真愛のメアドを登録すると、返信しようとしたが思い直してそのまま、また会場に戻って行った。

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