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恋、二度(ふたたび) 30

[184]  よしゆき  2008-07-01投稿
俺が涼平たちのところに戻るために会場の扉を開けようとしたとき、俺の肩を叩く者がいた。誰だろうと思いながら振り返ると、俺より背の高い男が微笑んでいた。
「よぉ、久し振りやないか夏希。なんかええことあったか?」
と声を掛けてきた。 「拓海やないか、お前も来とったんか?」 大学時代のつれのひとり、三井拓海だった。彼とは大学は違ったが、悟志の高校時代からのつれだったので、俺達とも学生時代から馬鹿をやっていた仲間だった。
「こんばんは」
拓海の陰からもうひとり、今度は俺より少しだけ背の低い女性が声を掛けてきた。拓海の彼女で某有名雑誌のモデルをやっている、高木実里(みのり)だった。彼女とも学生時代からの知り合いで、悟志や涼平と違い、真面目な拓海と五年以上も付き合っている、みんなが憧れたカップルだった。
「こんばんは実里さん。今、来たの?」
俺達は同い年なのに、何故か昔から俺は実里にさんづけをしないと話す事ができなかった。
「うん。仕事が長引いたからね」
そう言いながら、彼女は拓海の腕に自分の腕を絡めていった。

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