恋、二度(ふたたび) 31
「早く入ろうぜ、暑くてかなわんぜ」
拓海は掌で風を送りながら言った。
俺は二人を連れて涼平達の方へ案内した。
拓海達を連れていくと、一番喜んだのはなんと、香緒里さんだった。彼女のファンで毎月モデルをしている雑誌を購読しているという事だった。
「しかし、俺達の中で一番早いのは拓海達やと思ってたけどなぁ、まさか悟志の方が早いと思わんかったわ」 と涼平が俺も思っていた事を代弁した。
俺が拓海達を連れて帰って来てから、真愛は何故か俺の後ろに隠れるようにして立っていた。
そんな彼女を実里はめざとく見つけて、少し小首を傾げたあと、 「あっ、あなた小野さんじゃないの」
と声を掛けた。
「えっ、なんで彼女の事知ってるんですか?」
香緒里さんは実里さんまでが真愛を知っていたのに驚いていた。 そういう俺も涼平も彼女が真愛を知っているとは思ってもいなかったのだから。
「だって私達、小・中と一緒だもんね」
と俺の後ろにいる真愛に同意を求めた。
「あれ、でも実里さんの中学って俺達の高校の学区外だよね」
俺は素朴な疑問を口にした。
拓海は掌で風を送りながら言った。
俺は二人を連れて涼平達の方へ案内した。
拓海達を連れていくと、一番喜んだのはなんと、香緒里さんだった。彼女のファンで毎月モデルをしている雑誌を購読しているという事だった。
「しかし、俺達の中で一番早いのは拓海達やと思ってたけどなぁ、まさか悟志の方が早いと思わんかったわ」 と涼平が俺も思っていた事を代弁した。
俺が拓海達を連れて帰って来てから、真愛は何故か俺の後ろに隠れるようにして立っていた。
そんな彼女を実里はめざとく見つけて、少し小首を傾げたあと、 「あっ、あなた小野さんじゃないの」
と声を掛けた。
「えっ、なんで彼女の事知ってるんですか?」
香緒里さんは実里さんまでが真愛を知っていたのに驚いていた。 そういう俺も涼平も彼女が真愛を知っているとは思ってもいなかったのだから。
「だって私達、小・中と一緒だもんね」
と俺の後ろにいる真愛に同意を求めた。
「あれ、でも実里さんの中学って俺達の高校の学区外だよね」
俺は素朴な疑問を口にした。
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