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恋、二度(ふたたび) 32

[163]  よしゆき  2008-07-01投稿
その疑問に実里さんは、簡単に答えてくれた。
「だって彼女、中学二年の夏休みに転校したんだもん」
それで俺達は納得してしまった。
真愛は実里の目から逃れたいのか、それとも実里自身から逃げたいのかという感じで、俺の背中にピッタリとくっついていた。
俺も何故か彼女を隠さないといけない、という気になりそっと後ろ手に真愛を引き寄せた。そのとたん真愛は身体を硬直させて、足を震えさせていくのが分かった。
俺は内心(しまった)と思ったが、真愛を俺から引き離す訳にはいかないので、そのままみんなの話に参加していた。
そんな俺達の些細な動きを、香緒里さんと涼平が目の端に入れて内心ほくそ笑んでいることを俺達は知らなかった。
「あぁ、喉が渇いた。ビールで乾杯したいよ」
拓海はそう言うと会場を見渡した。
「あぁ、俺が取ってくるから…小野も手伝ってよ」
俺は真愛を何とかしないと、と思い動きだそうとした。しかし、 「夏希達にまかせたら、いつ呑めるかわからんぜ」
そう言って涼平は香緒里さんを連れて、ビールを調達しにいった。

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