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竜に捧げる鎮魂歌[1-2]

[260]  かまきり  2008-07-01投稿
・・・来る!!
1番この状況を見られたくない人物、学院の、・・・教師が!!!
オーリュはいつも寝坊するため毎朝教師の誰かが起こしにくるのだ。     (や、やば・・・・・っ!!!)
以前、学院内に無断で外部の者を入れた生徒がいた。その生徒は規則違反により教師にどこぞへ連れて行かれ、それっきりその生徒を見た者はいないらしい。 オーリュは慌てて少年を隠そうとするが寝泊まりするだけの学院の寮の一室にはベッドと机があるだけだ。階段を登る足音が段々と大きくなり、扉の前で止まった。
ガチャリ、とノブがひねられる。         (・・・・・・っ)
が、その時、扉の方をむいたオーリュは背にしたベッドから透き通るような声を聞いた。
「・・・・・・え」
振り替えると、そこには先ほどまで眠っていた金髪の少年が片手を前に突き出してすわっていた。
しかし腕はすぐにおろされて、オーリュの方に目線を向けてきた。
(うゎ・・・・・・。)
面食らってオーリュは立ち尽くす。
髪どころか瞳まで黄金のその少年はまさしく美形の域を軽く通り越していた。
「オーリュ・ターウォ!!!」しかしオーリュはフルネームで呼ばれて再び扉のほうを振り替えった。
「あ・・・・・。」
オーリュの表情が、固まる。
開け放たれた扉の向こうに、見慣れた女性の中年教師が青筋をうかべて仁王立ちしていた・・・。

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