しおり 【?】
「お前は俺の女だ。栞だけだよ。」
フィニッシュを終えた彼が耳元でそう囁く。
甘く、優しい声。
涙が頬を伝うのと同時に、悟は唇で私の頬の涙をなぞるようにキスをしていき、最後に唇に優しくついばむようなキスをした。
そのまま眠りに堕ちていく。
愛情と幸せに浸ったまま。
彼の匂いに包まれて、不安が消えていくのがわかった。
―翌朝、私達は早起きして車でどこかへ向かっていた。
悟に聞いてもはぐらかされるばかりで、昨日消えた不安も即行甦る。
聞いてもしょうがないと悟った私は、窓の外を見つめる。
梅雨も終わり、いよいよ夏本番。
今日はよく晴れていて、透き通ったような空に浮かぶ太陽が眩しい。
白ワンピをチョイスした私は満足気にニヤニヤする。
ふと運転席を見ると、悟は前一点だけを見つめて無表情で運転している。
「何、考えてる?」
私が言うと、悟は思いがけないことを言った。
「なんか緊張して何も考えれんな。」
緊張?何それ。今から行く場所って緊張するようなところ?
もし高級フレンチレストランとかだったらどうしよう。
そう考えたら白ワンピにレギンスを合わせてしまったことを深く後悔した。
色々な不安がぐるぐると私の頭を駆け巡ること3時間。
フィニッシュを終えた彼が耳元でそう囁く。
甘く、優しい声。
涙が頬を伝うのと同時に、悟は唇で私の頬の涙をなぞるようにキスをしていき、最後に唇に優しくついばむようなキスをした。
そのまま眠りに堕ちていく。
愛情と幸せに浸ったまま。
彼の匂いに包まれて、不安が消えていくのがわかった。
―翌朝、私達は早起きして車でどこかへ向かっていた。
悟に聞いてもはぐらかされるばかりで、昨日消えた不安も即行甦る。
聞いてもしょうがないと悟った私は、窓の外を見つめる。
梅雨も終わり、いよいよ夏本番。
今日はよく晴れていて、透き通ったような空に浮かぶ太陽が眩しい。
白ワンピをチョイスした私は満足気にニヤニヤする。
ふと運転席を見ると、悟は前一点だけを見つめて無表情で運転している。
「何、考えてる?」
私が言うと、悟は思いがけないことを言った。
「なんか緊張して何も考えれんな。」
緊張?何それ。今から行く場所って緊張するようなところ?
もし高級フレンチレストランとかだったらどうしよう。
そう考えたら白ワンピにレギンスを合わせてしまったことを深く後悔した。
色々な不安がぐるぐると私の頭を駆け巡ること3時間。
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