携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> ワーキング・プアからの脱出 39

ワーキング・プアからの脱出 39

[433]  楽園 海風  2008-07-01投稿
第8章 楽園
前章で楽園写真の話をしましたが、家を出た翌年、2005年1月、ニューカレドニアに行き、ヌメア、メトル島とイルデパン島を巡りました。
ニューカレドニアの首都ヌメア、トントゥータ国際空港は予想通り、タラップを自分の足で降り、空港ビルまで徒歩で歩く空港でした。20年前のグアム島の空港を思い起こさせる、辺境の空港でした。
タラップを降りた瞬間、湿気を多く含んだ、蒸し暑い熱気が私の体を包みました。グアム島とよく似た湿度の高い暑さでした。
勿論、訪れた1月末から2月初めは比較的降水量の多いシーズンで、7月から9月の天候の安定した時期に行けば、ハワイのように爽やかな感じなのかも知れません。
到着は現地時間の22時過ぎで、真っ暗な道路をバスでホテルに向かいました。バスの中では現地のツアー会社のスタッフが、現地の情報等、明日から滞在に必要な情報を丁寧に説明してくれました。各旅行者が宿泊するホテルを巡り、最後に私が滞在するホテルに到着しました。
深夜の11時を過ぎたロビーは宿泊客の姿は無く、カウンターにチェックイン担当の女性が1人いるだけでした。早々にチェックインを済ませて、部屋に落ち着きました。
部屋はパックツアーには珍しく、20畳以上有りそうな広い部屋にシングルサイズのベッドが3つ置かれ、浴室も非常に広く、10畳程で、浴槽は円形で、腰掛けると足は壁まで30センチ以上は余る程に大きな物でした。部屋には歓迎のアレンジフラワーに、フルーツバスケット、シャンパンが置かれていました。
とりあえず、風呂に入り、長い飛行機での移動の疲れを取り、それからゆっくり、フルーツとシャンパンを楽しみました。
翌朝、カーテンを開けた私の目に飛び込んで来たのは、紺色に近い程深い色の青空と、エメラルドグリーンから藍色に変化して行く穏やかな海でした。
『来て良かった。』
昨夜、空港に到着した時の、蒸し暑い印象は一変して、爽やかな楽園を感じました。
朝食はホテル1階のセンタープールに面したメインダイニングでとりました。アメリカンスタイルで、10種類以上のパンにワッフル、パンケーキ、フルーツ、コーヒー、ジュース、ベーコン、卵料理、ソーセージ等朝食にしては豪華版でした。
ヌメア初日は蒸気機関車型の連結トラクターでの市内観光をしました。
つづく

感想

感想はありません。

「 楽園 海風 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス