君といた公園。巻の5
A子はとても明るい子でクラスでも人気の女の子だった。気付けば俺はA子を気になるが為に毎日学校に通い続けた。むしろA子に会える学校が楽しくなっていた。A子は人見知りもせずに、いつも朝クラスであうと『おはよー』と明るく俺に挨拶をしてくれた。俺はCoolなそぶりを見せていたが俺の心の内は飛び上がるほど嬉しかった。俺は女の子と喋るのが苦手なのでそれ以上言葉を交わす事はなかった。ある日の放課後、体育館で吹奏楽部が練習していた。よく見るとA子が自分より大きなコントラバスという楽器を抱えていた。彼女は吹奏楽部だったのだ。
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