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忘れないよ…1

[101]  みるみい  2008-07-02投稿
私は斉藤美衣
美衣の本気の恋は12歳の時
転校した学校での恋でした。

幼かった恋
とても辛かった恋
始めて本気の恋
自分より大切だった恋

そんな彼は同じ年の不良と呼ばれる文くんでした。
「俺 お前が気になる…
俺の女にならない?」
廊下ですれ違った美衣に
文くんが 笑顔で言った。
美衣は あまり学校にもこない文くんの事を何も知らないのになぜか
「うん 」
と言っていた。

何も知らない人なのに
なぜだろう…
でも その時から 美衣の
恋は始まってた。

付き合い出して1ヶ月
文くんは相変わらず学校
にはこない…
会うのは放課後
それと休み時間の携帯電話
下校時間になると校門で
必ず待っててくれる
「どうせ学校くるなら美衣
と一緒に学校行こうよ」
「俺がいないと寂しくてたまらないのか?」
「寂しいよ…」
「美衣はかわいいな…」
「でも学校はいいんだ…
もうその話はするな」
文くんの見た事もない悲し
顔に美衣はそれ以上何も
言えなかった。

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