奈央と出会えたから。<175>
* * * * * *
『かんぱぁ〜〜い!!』
あたし達は、ジュースで乾杯をした。
『これって、シャンパンじゃねぇよな。ジュースだよな?!』
シャンパングラスを片手に聖人が言った。
『当たり前じゃん。本物のシャンパンなんて高くて買えないわよ。』
ピザを上品に口元へ運ぶミズホさん。
『まぁな。んじゃあ、コレは何でしょう〜?!』
そう言ってテーブルの下からゴソゴソ何かを取り出した聖人。
取り出したのは、何と‥本物のシャンパン。
『親父はシャンパン飲まねぇからよ。
ちょっと失敬して来た。』
『マジで?!シャンパンて高級なんじゃねぇの?!
聖人、お前‥親父さんに怒られるぜ。』
ケーキを食べ、口の周りにチョコを付けたまま、サトル君が言った。
『飲んじまったら、こっちのもんよ。』
聖人は器用にシャンパンの栓を開け始めた。
『ポンって音がするのよね?!』
それを見ているミズホさんは、興味津々と言ったカンジ。
『音をさせるのはNG。俺はイイコだから、ちゃんとボトルの方を持って回す!!』
ちょっと得意気に、聖人が言った。
『どうしてボトルの方を回すの?!』
あたしの素朴な質問に、聖人は一瞬口元を緩め、
『これが正式な開け方なんだよ。
ポンッて開けてもいいけど、アワが噴くからな。』
なるほど。そうなんだ。妙に納得してしまったあたし。
『さぁ、今度こそ本物の乾杯だぜ!!』
聖人の音頭で、あたし達は二度目の乾杯♪
『ねぇねぇ!!みんな見て見て!!
また雪が降って来たよ!!』
カーテンを少しだけ開き、窓の外を見つめながら、ミズホさんが言った。
『かんぱぁ〜〜い!!』
あたし達は、ジュースで乾杯をした。
『これって、シャンパンじゃねぇよな。ジュースだよな?!』
シャンパングラスを片手に聖人が言った。
『当たり前じゃん。本物のシャンパンなんて高くて買えないわよ。』
ピザを上品に口元へ運ぶミズホさん。
『まぁな。んじゃあ、コレは何でしょう〜?!』
そう言ってテーブルの下からゴソゴソ何かを取り出した聖人。
取り出したのは、何と‥本物のシャンパン。
『親父はシャンパン飲まねぇからよ。
ちょっと失敬して来た。』
『マジで?!シャンパンて高級なんじゃねぇの?!
聖人、お前‥親父さんに怒られるぜ。』
ケーキを食べ、口の周りにチョコを付けたまま、サトル君が言った。
『飲んじまったら、こっちのもんよ。』
聖人は器用にシャンパンの栓を開け始めた。
『ポンって音がするのよね?!』
それを見ているミズホさんは、興味津々と言ったカンジ。
『音をさせるのはNG。俺はイイコだから、ちゃんとボトルの方を持って回す!!』
ちょっと得意気に、聖人が言った。
『どうしてボトルの方を回すの?!』
あたしの素朴な質問に、聖人は一瞬口元を緩め、
『これが正式な開け方なんだよ。
ポンッて開けてもいいけど、アワが噴くからな。』
なるほど。そうなんだ。妙に納得してしまったあたし。
『さぁ、今度こそ本物の乾杯だぜ!!』
聖人の音頭で、あたし達は二度目の乾杯♪
『ねぇねぇ!!みんな見て見て!!
また雪が降って来たよ!!』
カーテンを少しだけ開き、窓の外を見つめながら、ミズホさんが言った。
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