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優しい鬼の子3-1

[156]  コウ  2008-07-03投稿
桜満開の4月。
春は一番好きな季節だ。
新入生は目をギラギラさせ、二年は三年の頭をとろうとして…

「コウさん、あんたを倒して来年は俺が頭じゃ!」
汚い岡山弁を使い頭をツンツンに立ててるこいつは工業科二年の田中葉月。
「いい度胸じゃの葉月!あと何回くらわしたら諦めるんじゃ?」俺は笑いながいった。
「あんたを倒すまでじゃ!いくで」葉月が全力で走り出す。



「おい!鬼の子と葉月がまた喧嘩しとるで!中庭じゃ!」
野次馬の集まりはすごすぎる。あっという間に中庭が先生が入れないくらいパンパンになった。

「おい!お前ら通せ!」
先生がくる頃には決着はついていた。

「お前化け物化よ!」倒れ込みながら葉月が言う。
「こいつは化け物じゃなくて鬼ね!」笑いながら新太がいう。

「お前また謹慎になりたいのか?」先生は眉間にシワをよせいう。
俺は何も言わず下を向いているだけ。
「今日はとりあえず帰れ。」先生に頭を殴られ背中をおされる。
「おい。新太、一樹帰ろうぜ。」俺たちは歩き始めた。

「おい!葉月どうだったよ!」と一樹が聞く。
「あぁあいつはやっぱ強いわ!次の頭はあいつできまりじゃな!」と答える。

「まぁあいつなら他の高校に舐められないだろうな。」新太が笑いながらいう。

こうやっていつの時代も男は強さを求めて喧嘩を繰り返すんだろう。

他に何かやること、いややれることはないんかな?って考えてみるけど答なんか見つかる訳もなく生暖かい風に背中を押され校門をでた。

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