恋、二度(ふたたび) 53
三次会が終わって店を出ると、梅雨の時期独特の、身体に纏わりつく様な気怠い暑さが、俺達を取り巻いた。 「ほな、今日は俺達のために、こんな嬉しい会を開いてもろておおきに。新婚旅行から帰って落ち着いたら、俺達の新居に招待するから、その時はまたみんなで集まってな」
悟志が再会を約して、みんなに頭を下げた。
「真愛…よかったね。私達のハッピーを分けてあげたんやから、幸せになるんよ。夏希さん、真愛をよろしくお願いします」
美樹さんも真愛と俺を交互に見て、俺に真愛を託してくれた。
「大丈夫。俺は昔から一途やから、真愛を必ず幸せにしたる」
俺はある決意を胸に秘めて、美樹さんに請け負った。
「こらぁ、何が一途やからや。さっきまで泣きそうな顔してたくせに」
涼平が俺を突き飛ばしながら言った。横で香緒里さんも、
「そうや、そうや」 と言いながら笑っていた。
「気いつけて行ってこいや。土産は期待してへんから」
とへんな催促をしたのが、拓海だった。実里さんは拓海の横で微笑っているだけだ。
「おおきに、まぁ期待して待っといて」 と言うと美樹さんの肩を抱いて帰っていった。
悟志が再会を約して、みんなに頭を下げた。
「真愛…よかったね。私達のハッピーを分けてあげたんやから、幸せになるんよ。夏希さん、真愛をよろしくお願いします」
美樹さんも真愛と俺を交互に見て、俺に真愛を託してくれた。
「大丈夫。俺は昔から一途やから、真愛を必ず幸せにしたる」
俺はある決意を胸に秘めて、美樹さんに請け負った。
「こらぁ、何が一途やからや。さっきまで泣きそうな顔してたくせに」
涼平が俺を突き飛ばしながら言った。横で香緒里さんも、
「そうや、そうや」 と言いながら笑っていた。
「気いつけて行ってこいや。土産は期待してへんから」
とへんな催促をしたのが、拓海だった。実里さんは拓海の横で微笑っているだけだ。
「おおきに、まぁ期待して待っといて」 と言うと美樹さんの肩を抱いて帰っていった。
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