恋、二度(ふたたび) 57
「へぇ、全然知らんかったわ。道理で今回は詳しく教えてくれへんなぁと思ってん」
俺は涼平の頭を小突いた。
「何言うてんねん。おかげで夏希、いま最高に幸せやろが。真愛ちゃんの顔見てみ、久し振りに会うた時と全然違う、幸せそうな顔してるやないか」
真愛は恥ずかしさで顔を赤らめたが、今までと違ってはにかんでいた。
「俺も幸せ、香緒里も幸せ、夏希も真愛もみんな幸せだぜ」
涼平は適当につけた節で歌う様に言った。 確かに涼平の言う通りやと思う。朝、家を出る時には今日一日で、これほど劇的な事が起こるとは思いも寄らなかった。
八年間、いやあの雨の日から数えて十年間、の俺の片思いにピリオドが打てたんやから。
「ありがとう香緒里…涼平さん…」
二人には聞こえなかった様だか、俺には真愛の声がはっきりと聞こえた。
俺は真愛の顔を見て微笑むと、真愛も俺の顔を見て微笑み返した。俺は本当に幸せだった。
俺は涼平の頭を小突いた。
「何言うてんねん。おかげで夏希、いま最高に幸せやろが。真愛ちゃんの顔見てみ、久し振りに会うた時と全然違う、幸せそうな顔してるやないか」
真愛は恥ずかしさで顔を赤らめたが、今までと違ってはにかんでいた。
「俺も幸せ、香緒里も幸せ、夏希も真愛もみんな幸せだぜ」
涼平は適当につけた節で歌う様に言った。 確かに涼平の言う通りやと思う。朝、家を出る時には今日一日で、これほど劇的な事が起こるとは思いも寄らなかった。
八年間、いやあの雨の日から数えて十年間、の俺の片思いにピリオドが打てたんやから。
「ありがとう香緒里…涼平さん…」
二人には聞こえなかった様だか、俺には真愛の声がはっきりと聞こえた。
俺は真愛の顔を見て微笑むと、真愛も俺の顔を見て微笑み返した。俺は本当に幸せだった。
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