恋、二度(ふたたび) 63
俺がトイレに立つと、真愛も一緒に部屋から出て来た。
用を済まして、俺は真愛が出てくるのを待っていた。
出てきた真愛に、少し外の空気を吸わないか、と誘った。
真愛は頷いて俺について来た。
お互いに店の壁に凭れながら、俺は何から言おうか悩みながら、空を見上げていた。 「夏希くん…ありがとう…わたし嬉しかったの…夏希くんに…おでこにキスされて…」
「いや、あれはその…成行きというか…」 俺は慌てまくった。 「ううん…違うの…嬉しかったの…あなたの気持ちが…変わってなくて…あなたの優しさが…変わってなくて…」
俺は何も言わずに、真愛の次の言葉を待った。
「あの手紙…今でも持ってるよ…」
俺は驚いて真愛の顔を見つめた。
「だって…初めてもらった…ラブレター…私の宝物…何度も何度も…読み返した…とても嬉しかったから…」 俺は何も言えなかった。あんな物を真愛がまだ持っていたなんて思ってもいなかった。
用を済まして、俺は真愛が出てくるのを待っていた。
出てきた真愛に、少し外の空気を吸わないか、と誘った。
真愛は頷いて俺について来た。
お互いに店の壁に凭れながら、俺は何から言おうか悩みながら、空を見上げていた。 「夏希くん…ありがとう…わたし嬉しかったの…夏希くんに…おでこにキスされて…」
「いや、あれはその…成行きというか…」 俺は慌てまくった。 「ううん…違うの…嬉しかったの…あなたの気持ちが…変わってなくて…あなたの優しさが…変わってなくて…」
俺は何も言わずに、真愛の次の言葉を待った。
「あの手紙…今でも持ってるよ…」
俺は驚いて真愛の顔を見つめた。
「だって…初めてもらった…ラブレター…私の宝物…何度も何度も…読み返した…とても嬉しかったから…」 俺は何も言えなかった。あんな物を真愛がまだ持っていたなんて思ってもいなかった。
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