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イヤ・バカル

[578]  HiDeKy  2006-05-21投稿
イヤ・バカル、年齢八歳。通っている学校、養護学校。持っている障害、自閉症でしかも重症。俺の弟・・・。俺が十歳の時に生まれてきた。生まれた時は、みんなから可愛がられていた。三歳になって、自閉症がわかると、みんなはバカルから離れていく。ついでに母親は鬱病(うつびょう)になる。母親と俺、バカルで買い物に行くと、バカルは早速自分の好きな果物コーナーに行く。商品のりんごを食べはじめる。バカルには、これが商品だとわからない。店の人がくる。母は、頭を下げながらバカルが自閉症だと説明する。俺は周りの客から、冷たい視線を感じる。バカルは、自分が何をしたのかわからない。バカルがいれば、(買い物ができない!)と母に言われ、俺はバカルを車に乗せる。車に乗せると、俺はバカルを殴った。たった五歳の弟を・・・。バカルは泣きだす。俺はバカルにこういった、「お前がいたら何処にも行けねぇんだよ!なんで、俺の弟は自閉症なんだよ?」俺も一緒に泣きだす・・・。

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