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Dragon's eye [2ー4]

[282]  ギルドギア  2008-07-05投稿
「もう一度言う、仲間が必要だ」
「…そうだな…」
「よし…今すぐ探して来い、5人ぐらいな」
「…あんたは鬼か!」
「冗談だ……ふむ…俺の知り合いに、1人だけ可能性のある奴がいる……どうする?」
「よし、そいつだ!」
「まっ、了解無くてもこいつだけどな」
レンがこけた。
「…じゃあ聞くなよ…」
「さて…手紙は面倒くさいな…」
「無視かよ!……おわっ!」
レンの突っ込みをグランが避け、レンは勢いよく倒れた。
「!…いって〜〜」
「…しょうがない…あの方法を使うか…」
「ひどっ!!」
痛がるレンを無視して独り言を続けるグラン。
「…しかし……あれは…」
「…もうしもうし、グランく〜ん…聞こえてますか〜」
レンが、手のひらをメガホンの形にして、グランの耳元で言った。もはや、おちょくっている声だ。
「…しかたないか……よし、行くぞ!レン!」
「は?何言って……うわぁ!」
グランが、軽々とレンを担いで、店から出て行った。言い忘れていたが、小柄なレンの身長は、152cmだが、それに対し、巨大なグランは175cmである。
「よし、ここでいいだろう…」
店から出たグランは、広い空き地に来た。そこでレンを放り投げ、笛を吹いた。どこかで聞いたことのある音色だった。

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