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あのきれいな星空にむかって?

[501]  ◆Ока◆  2006-05-22投稿
 ある日のこと、あるテレビ局が、
『難病に苦しむ子供達』
というテーマの番組を作ると、早苗の入院している病院に取材に来た。
 早苗はテレビ局の人に、いろいろと質問された。そして最後に
「早苗ちゃんは何か言いたいことはあるかな?」
 早苗は大きなカメラを向けられて少し頬を赤らめた。
 そして、答えた。
「私は、いろんな事を忘れていってしまうけど、お父さんとお母さんのことは絶対に忘れたくないです。」 大量の寄付金が届いた・・・
 全国の人々が早苗の映ったテレビを見たのだろう・・・
 しかし・・・お金がいくらあろうと、どうにもならないのだ・・・
 8月の夜のこと・・・
 早苗は死んだ・・・
 静かに死んでいった・・・
 死ぬ直前・・・早苗は言った
「私、星になるの、空で光ってる、綺麗な星に・・・」
 真夏の夜の空には、とてもまぶしい星が、いくつも輝いていた。

感想

  • 990: (T_T)こういったお話は、…辛い。私のかつての恋人は事故で、家内は22歳の若さで骨髄性白血病を患って若い命を散らせていきました。人の死は、死そのものの〈後〉が実は一番辛いものです。真実の物語は、残された者達の心の奥深くにあるのかも知れませんね。長々と失礼致しました。(朝倉令) [2011-01-16]
  • 1006: 御感想、ありがとうございます。死というものは不思議ですね。半年前に他界した祖母の事をかんがえると今でも信じられず、涙がでてきます。 [2011-01-16]

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