あのきれいな星空にむかって?
ある日のこと、あるテレビ局が、
『難病に苦しむ子供達』
というテーマの番組を作ると、早苗の入院している病院に取材に来た。
早苗はテレビ局の人に、いろいろと質問された。そして最後に
「早苗ちゃんは何か言いたいことはあるかな?」
早苗は大きなカメラを向けられて少し頬を赤らめた。
そして、答えた。
「私は、いろんな事を忘れていってしまうけど、お父さんとお母さんのことは絶対に忘れたくないです。」 大量の寄付金が届いた・・・
全国の人々が早苗の映ったテレビを見たのだろう・・・
しかし・・・お金がいくらあろうと、どうにもならないのだ・・・
8月の夜のこと・・・
早苗は死んだ・・・
静かに死んでいった・・・
死ぬ直前・・・早苗は言った
「私、星になるの、空で光ってる、綺麗な星に・・・」
真夏の夜の空には、とてもまぶしい星が、いくつも輝いていた。
『難病に苦しむ子供達』
というテーマの番組を作ると、早苗の入院している病院に取材に来た。
早苗はテレビ局の人に、いろいろと質問された。そして最後に
「早苗ちゃんは何か言いたいことはあるかな?」
早苗は大きなカメラを向けられて少し頬を赤らめた。
そして、答えた。
「私は、いろんな事を忘れていってしまうけど、お父さんとお母さんのことは絶対に忘れたくないです。」 大量の寄付金が届いた・・・
全国の人々が早苗の映ったテレビを見たのだろう・・・
しかし・・・お金がいくらあろうと、どうにもならないのだ・・・
8月の夜のこと・・・
早苗は死んだ・・・
静かに死んでいった・・・
死ぬ直前・・・早苗は言った
「私、星になるの、空で光ってる、綺麗な星に・・・」
真夏の夜の空には、とてもまぶしい星が、いくつも輝いていた。
感想
- 990: (T_T)こういったお話は、…辛い。私のかつての恋人は事故で、家内は22歳の若さで骨髄性白血病を患って若い命を散らせていきました。人の死は、死そのものの〈後〉が実は一番辛いものです。真実の物語は、残された者達の心の奥深くにあるのかも知れませんね。長々と失礼致しました。(朝倉令) [2011-01-16]
- 1006: 御感想、ありがとうございます。死というものは不思議ですね。半年前に他界した祖母の事をかんがえると今でも信じられず、涙がでてきます。 [2011-01-16]
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