恋、二度(ふたたび) 74
その部屋で今年は、夏希くんと二人きりの、クリスマスパーティーを開いた。
私は腕によりをかけて、たくさんのお料理を作って夏希くんを待っていた。
彼は約束の時間を、ほんのちょっぴり過ぎて、家にやってきた。クリスマスケーキと大きなプレゼントと一緒に…
「メリークリスマス!」
玄関で靴を脱いで、部屋にあがりながら、彼は私にそっと近付くと、クラッカーを鳴らした。
私はその音にびっくりして彼に抱き付いてしまった。
「もう、いじわる…」
私は軽く彼の胸を叩いた。
「ごめんごめん」
彼は謝りながら、私を抱き締めると、
「メリークリスマス」
と言って、おでこに優しくキスをした。
私も彼に、
「メリークリスマス…」
と言うと、私達は幸せを噛み締めながら、しばらく抱き合っていた。
クリスマスケーキには八本の蝋燭の炎が揺れていた。
「どうして八本なの?」
「だって真愛が俺を意識するようになって、八回目のクリスマスだろ」
「付き合って一回目だから、一本じゃないの」
「一本だと淋しいやん」
「う〜ん、まぁいいか」
私達は笑いながら、蝋燭の炎を吹き消した。
私は腕によりをかけて、たくさんのお料理を作って夏希くんを待っていた。
彼は約束の時間を、ほんのちょっぴり過ぎて、家にやってきた。クリスマスケーキと大きなプレゼントと一緒に…
「メリークリスマス!」
玄関で靴を脱いで、部屋にあがりながら、彼は私にそっと近付くと、クラッカーを鳴らした。
私はその音にびっくりして彼に抱き付いてしまった。
「もう、いじわる…」
私は軽く彼の胸を叩いた。
「ごめんごめん」
彼は謝りながら、私を抱き締めると、
「メリークリスマス」
と言って、おでこに優しくキスをした。
私も彼に、
「メリークリスマス…」
と言うと、私達は幸せを噛み締めながら、しばらく抱き合っていた。
クリスマスケーキには八本の蝋燭の炎が揺れていた。
「どうして八本なの?」
「だって真愛が俺を意識するようになって、八回目のクリスマスだろ」
「付き合って一回目だから、一本じゃないの」
「一本だと淋しいやん」
「う〜ん、まぁいいか」
私達は笑いながら、蝋燭の炎を吹き消した。
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