恋、二度(ふたたび) 86
『もうすぐ着くよ。用意できてるか』
という香緒里からのメールが届いた。まだ十一時前だった。
『もう少しやから、部屋の中で待ってて、鍵開けとくから』
私と夏希くんは、悪戯の総仕上げにかかった。
夏希くんが隣りの部屋の照明をナツメ球だけにして、そこに潜んだ。
そして私はもう一つの部屋で用意をしてる振りをして、二人が来るのを待っていた。
程なく、
「ただいま。真愛、迎えに来たよぉ」
「お邪魔します」
と二人が部屋に入ってきた。
「おかえり、香緒里、涼平さんもいらっしゃい」
私は部屋から出て二人を迎えた。
私の振袖姿を見て涼平さんも、夏希くんと同じ反応をしめした。 「真愛ちゃんめっちゃ綺麗やん」
「うん、それなら夏希くんもきっと惚れ直すよ」
「いや、夏希には勿体ないわ」
「そうかな…」
と言った時、涼平くんの後ろの部屋から、 「こらっ涼平、何鼻の下伸ばしてるねん」 と大きな声で夏希くんが出てきた。
「うわっ!」
「きゃっ!」
二人は同時に驚いた。それを見て私達は長い間笑い続けた。
という香緒里からのメールが届いた。まだ十一時前だった。
『もう少しやから、部屋の中で待ってて、鍵開けとくから』
私と夏希くんは、悪戯の総仕上げにかかった。
夏希くんが隣りの部屋の照明をナツメ球だけにして、そこに潜んだ。
そして私はもう一つの部屋で用意をしてる振りをして、二人が来るのを待っていた。
程なく、
「ただいま。真愛、迎えに来たよぉ」
「お邪魔します」
と二人が部屋に入ってきた。
「おかえり、香緒里、涼平さんもいらっしゃい」
私は部屋から出て二人を迎えた。
私の振袖姿を見て涼平さんも、夏希くんと同じ反応をしめした。 「真愛ちゃんめっちゃ綺麗やん」
「うん、それなら夏希くんもきっと惚れ直すよ」
「いや、夏希には勿体ないわ」
「そうかな…」
と言った時、涼平くんの後ろの部屋から、 「こらっ涼平、何鼻の下伸ばしてるねん」 と大きな声で夏希くんが出てきた。
「うわっ!」
「きゃっ!」
二人は同時に驚いた。それを見て私達は長い間笑い続けた。
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