竜に捧げる鎮魂歌[2-1]
「記憶変換?」
オーリュが繰り返すと少年は笑って頷いた。
「そうだよ。あの人の記憶を塗り替えて・・・ちょうどいぃから僕が彼女の甥っ子ってことにしといた。入学する手続きの手間もはぶけるし。」
「て、お前!!ここに入学するのか!!!?」
「そのつもりだけど?」
そう言って可愛らしく首をかしげた金髪少年に、オーリュは「あのなぁ」とため息をつく。
「そもそもお前、なんで朝俺の隣で寝てたんだ。俺になんの用がある?てゅうか何者だ?」
「そんなにたくさんのこと一気に聞かないでよ。」
「・・・じゃあまず、お前は何者だ?」
オーリュは仕方なく、1番気になっていることを聞いた。 「・・・僕?僕の名前はフィディルだよ。フィディル・エゼル。」
「・・・・・・・・。」
「冗談だって。」
あはは、と笑いながらたった今名前の判明した金髪少年は「あ、でも名前は本名だよ。」と再びベッドに腰をおろした。
「僕は君と、一緒にいなくちゃいけない。・・・いや、君が、かな。」
「・・・・?」
訳が分からずオーリュは眉をひそめる。
「君は、自分以外の赤眼の子に会ったことがある?」
オーリュが繰り返すと少年は笑って頷いた。
「そうだよ。あの人の記憶を塗り替えて・・・ちょうどいぃから僕が彼女の甥っ子ってことにしといた。入学する手続きの手間もはぶけるし。」
「て、お前!!ここに入学するのか!!!?」
「そのつもりだけど?」
そう言って可愛らしく首をかしげた金髪少年に、オーリュは「あのなぁ」とため息をつく。
「そもそもお前、なんで朝俺の隣で寝てたんだ。俺になんの用がある?てゅうか何者だ?」
「そんなにたくさんのこと一気に聞かないでよ。」
「・・・じゃあまず、お前は何者だ?」
オーリュは仕方なく、1番気になっていることを聞いた。 「・・・僕?僕の名前はフィディルだよ。フィディル・エゼル。」
「・・・・・・・・。」
「冗談だって。」
あはは、と笑いながらたった今名前の判明した金髪少年は「あ、でも名前は本名だよ。」と再びベッドに腰をおろした。
「僕は君と、一緒にいなくちゃいけない。・・・いや、君が、かな。」
「・・・・?」
訳が分からずオーリュは眉をひそめる。
「君は、自分以外の赤眼の子に会ったことがある?」
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